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産後クライシスの種は妊娠前・結婚前から蒔かれ芽を出す

産後クライシスという言葉を耳にしたことがある方、結構多いと思います。

出産後に、パートナーに対する愛情が冷め切ってしまう現象で、出産後の夫婦の約半数が経験したとの報告もあるとか。

確かにパパに対するグチってよく聞きますよね。

わが家は県外出身者同士で結婚した夫婦ですが、1人目出産後も、2人目出産後半年の現在も、産後クライシスってなんだろなぁという感じで暮らしています。

もちろん、自然にそうなったわけでなく、そうならないように妊娠前、いや結婚前からいろいろと手を尽くしてきた結果です。

頼れる親類は近くにおらず、なにかあっても夫婦でなんとかしていかないといけない環境で、産後クライシスとか無理無理。

今回は、産後クライシスを回避するのに役立つ、結婚前のカップルや妊娠前のご夫婦に実践してもらいたいことをお話ししたいと思います。

 

パパは料理できて当たり前

こう書くと、どんだけ恵まれてるんだよ!と思う方もいるかもしれませんが、料理のできない大人って致命的ですよね。

なにもフルコースを!と言ってるわけではなく、カレーとか豚汁とか、簡単なものでいいんです。

とりあえず、材料買ってきて、具材を切って、調理して、皿に盛って、食べれる準備ができたらOKです!

パパがこの状態になるように持っていくのに最適なのが、結婚前もしくは妊娠前です。

相手が結婚や妊娠など、こちらに求めているときに課題として提示しましょう。

実際問題として、妊娠したらつわりや切迫流産・早産になる可能性があり、産後には1カ月間の家事禁止期間があるわけですから、この課題をパパになる人がクリアできないなら、妊娠出産なんて無理ですよね。

そこを無視して、料理スキルのないままパパになってしまうと、その後のしわ寄せは全部ママに降りかかるわけです。

妊娠中に無理すれば赤ちゃんにもしわ寄せがきてしまいます。

必ず妊娠前には、数品のレパートリーを持つ夫になってもらいましょう。

レシピがあればだいたいのものは作れるようになったわが家のパパは、産後に大活躍してくれました!

お腹が満たされれば、大抵のことは許せる寛容さを発揮できますが、空腹が最大のイライラの原因です。

料理スキルはしっかり身に着けておいてもらいましょう。

 

洗濯機はスイッチONで終わりじゃない

料理の次に必要な家事スキルが洗濯!

産後は特に赤ちゃんの肌着やシーツ類の洗濯が増える上に、赤ちゃん用の洗剤を使うために大人と別洗いにするのが基本なため、洗濯回数が飛躍的に増えます。

そんな時に洗濯を頼んだら、スイッチONで干すのを放置とかありえないですよね。

洗濯は、洗剤を入れて、終わったら干して、乾いたら畳んで収納するまでが洗濯です。

一人暮らし経験のない男性だと、やったことないという方もいるかもしれないので、ここは結婚前に要確認です。

できないのならば、できるようになってから結婚しないと、なし崩し的にやらないままということも。

妊娠前には一緒に洗濯をしてみましょう!

出産後に退院して、洗濯の山が出来上がってたら…産後うつまっしぐらですよね。

洗濯できる=干して畳むまでという認識を持ってもらうことから始めましょう。

 

なによりお互いの思いやりが大事!

ここまではある意味、パパの働きのみできたが、夫婦お互いに大切なのが思いやりの示し方です。

ある研究では、初めて子育てをする夫婦には2つのゲートがあり、このゲートを開放し続けることができるかどうかが、産後の夫婦関係において重要という内容が発表されています。

▼参照

1つは子どものお世話をするゲート、もう1つは思いやりのゲートがあり、前者はママが、後者はパパがゲートの管理者となります。

子どものお世話をするゲート

ママがよくやりがちなのが、パパに子どもの世話をしてほしいと明確に言わずに「察してくれ」と思い続けること。

だいたいのパパは察することができません(笑)

目の前で泣いていても、スマホやテレビに夢中ならオールスルーできるのが男性です。

女性は全方位に気を配ることができ、マルチタスクが得意ですが、男性は一極集中で、特に家の中ではそれが顕著な場合が多いです。

子どものお世話をパパにしてほしい時は、なにをどうするか明確に伝えて、子どものお世話ゲートを開放する必要があります。

これを最初のうちにやらないと、ゲートを開放しても呼んでも来なくなります。

何事も最初が肝心ですね。

思いやりゲート

パパ自身がしんどい時でも、ママを思いやれるかはどうかは、その人の器や今まで積み重ねてきた二人の関係性が物をいうでしょう。

思いやりゲートの開け方は簡単です。

ママの話やぐちを聞いてあげて、できる範囲でいいので家事を率先してやり、ねぎらいの言葉を一言かけるだけです。

パパも仕事で疲れているのはわかります。

どっちが疲れているかなんて議論はいりません。

一番、子育ての大変の産後に、どれだけ思いやりゲートを開き続け、ママを助けることができるかで、今後の夫婦関係が大きく違ってくることでしょう。

わが家は1人目も2人目も里帰りなしで出産しましたが、パパの功績は素晴らしく、特に2人目の時には初の男性での時短勤務を取ってくれ、家事も仕事も上の子の世話もこなしてくれました。

今でも、帰ってきたらかならず子どもたちの様子やあったことを話す時間が自然と取れています。

 

まとめ

産後クライシスを回避する鍵は、パパの家事スキルと、夫婦間の思いやりです。

パパに家事をお願いできる安心感は何ものにも代えがたいです。

これは産後だけでなく、例えばママが体調を崩した時にも対応してくれる安心感にも繋がります。

核家族・共働きの多い現代で、パパが家事ができない場合、ママへの負担は考えただけで恐ろしいですね。

結婚前なら一定の家事スキルを身につけないと結婚しないという態度を取るのも1つです。

妊娠前なら、妊娠・出産・産後を見据えて、家事スキルの習得のために一緒に家事をするところから始めましょう。

わが家は結婚の条件として、ある料理(料理スキルがある程度ないと作れないメニュー)を作れるようになることを課題にしました。

見事作れるようになり、結婚後もメニューやレシピを指定すれば料理をしてくれるので非常にありがたいです。

産後クライシスになるかどうかは、結婚前・妊娠前から関係してきます。

パパが活躍できる素敵な家庭を目指しましょう♪