「どうして離乳食を食べてくれないの?」
「離乳食を作るのが大変。何かいい方法はない?」
離乳食についてこんな疑問や悩みを抱えていませんか?
この記事では離乳食にまつわる体験談とともに、離乳食を食べない場合の解決法について解説します。
離乳食で悩んでいるママやこれから離乳食を作る予定のママは、ぜひ最後までご覧ください。
厚生労働省の授乳・離乳支援ガイドには、離乳食に関して困ったことベスト3が掲載されています。ベスト1からベスト3は以下のとおりです。
多くのママが離乳食に対して悩みを抱えています。
実は私も、生後半年で仕事復帰だったため離乳食づくりが負担でした。さらに食べる量が少なく、作っても食べない状況にイライラするようになったのです。
離乳食にまつわる、私の3つの経験を紹介します。
とにかく離乳食を作る時間がなかった当時。
生後半年で子どもを保育園に預けて職場復帰し、しかもフルタイム勤務で送迎は私の担当。第一子ですべてが初めての経験だったので、何をどうすればいいのか分からず、育児本を片手に離乳食づくりに励んでいました。
平日は作る時間がなかったので、週末のどちらかで大量に作り置きをして冷凍保存に。
とにかく遊びながら食べることが多かった娘。子ども用の椅子に座らせて離乳食を食べさせたら、容器に手を入れてぐちゃぐちゃと遊び始めたり、スプーンで遊んだり。椅子から出たいのかバタバタ手足を動かしていたこともありました。
遊びながら食べると思ったら、口を真一文字に結んで全く食べず。
私がおいしそうに食べる真似を見せても知らんぷり。タイミングを合わせて一口入れるのがやっとという日が続き、毎回のようにイライラしていました。
そして、これらの体験から見出した、3つの解決法をご紹介します。
私が実践した離乳食の悩みの解決法は、以下のとおりです。
仕事が忙しく、休日も疲れて離乳食を作る時間がないときには、市販のベビーフードを活用するのがおすすめです。
私の場合、おかずのバリエーションが少なかったので、おかず系のベビーフードや、魚や肉にかけるソース系をよく使っていました。
おかゆは比較的作り置きがしやすく冷凍保存していたので、おかゆに混ぜるふりかけを利用しました。また、お湯をかけるだけで作れる野菜や魚入りのあんかけの粉末があれば、簡単に一品増やせます。
ベビーフードを、自分で作った離乳食と併用して使うだけでも時短になります。作らないといけないというプレッシャーから解放されますよ。
なお、ベビーフードの活用について、厚生労働省は下記の見解を示しています。
ベビーフードを活用する利点は、単品で食べさせる以外に、手作りの離乳食と合わせればバリエーションが豊かになる。
問題点としては、ベビーフードだけで1食を揃えた場合、栄養素などのバランスが取り にくい。
上記のように、ベビーフードと離乳食の併用が利点として紹介されています。
ただし、ベビーフードばかりになると、栄養バランスが心配されますので、主菜(メインとなるおかず)はベビーフード、主食(おかゆやめん類)や副菜は手作りにするなど、うまく併用するのがいいですね。
なるべく同じ時間に食事を始めることで生活リズムが整い、食事以外の時間とのメリハリがつきやすくなります。
私の場合、夕食時間は大体18:30頃で食事にかける時間は1時間程度でした。
娘が遊びながら食べ始めると、どうしてもこのくらいの時間がかかってしまったのです。
一般的に食事は30分で切り上げるのが良いとされています。
もしもお子さんが遊びながら食べた場合、30分を目安に食べないようなら食事を終了してみましょう。
娘は時間内に食べないと、離乳食が片づけられると分かってきたのか、遊びながら食べるのが徐々に減ってきました。
自治体の子育て支援では、遊び食べに対して以下の解決法を挙げています。
椅子が嫌で座らない場合、ママのひざに座らせる
子どもの皿とは別の皿から、親がタイミングよく口に運ぶ
テレビを消したりおもちゃを片づけたり環境を整える
食べなくなったら「ごちそうさま」といって片づける
食べる量にこだわらないようにする
お子さんに合わせて色々と工夫をしながら、解決法が見つけられるといいですね。
せっかく作ったものを残されると結構落ち込みますよね。
自分の休息時間を削って作り置きした離乳食を食べてくれない日が続くと、イライラしてしまうことも。
そこで私は、思い切って食べなくても気にしないと決めました。
娘は保育園の昼食は全部食べていたので、夜は多少食べなくても大丈夫と自分に言い聞かせたのです。そして「今日は食べたくなかったのね」「おなかが空いていなかったのね」と割り切ることで気持ちが楽になるように。
実際、娘は順調に成長していましたし、風邪もひかず毎日元気だったのです。
自治体の子育て支援でも、子どもが離乳食を食べても食べなくても、同じ時間に食事をして、リズムを整えるようにアドバイスされています。散歩をしたり遊んだりしておなかを空かせることも1つの手段ですね。
離乳食時期に小食だった娘は、今はごはんをたくさん食べています。大きな病気をすることなく元気に過ごしているので、いま離乳食を食べなくて悩んでいるママ達には「心配しなくて大丈夫ですよ」と伝えたいです。
離乳食はたくさん食べることが目的ではなく、色々な食材や形態に慣れていく練習の時期です。
この記事を参考に、あまり気負わず楽な気持ちで離乳食の時期を過ごしてみてくださいね。
参考:
厚生労働省 授乳・離乳ガイド
厚生労働省 離乳食の利点と問題点
西宮市 離乳食の進め方
豊島区 離乳食 よくある質問